なぜ「成果がすべて」になってしまうのか──承認欲求の根っこにある、親からの条件つきの愛

成果を出しても、心は満たされない経営者

  • 年商は右肩上がり
  • 部下からの評価も高い
  • 社会的ステータスもある

なのに、「どこか満たされない」
「もっと認められたい」「もっとすごい自分でいたい」
そんな焦燥感にかられる──

これこそが、成果至上主義に陥った経営者の“見えない渇き”です。


幼い頃に植えつけられた「条件つきの愛」

たとえば、こんな親の言葉に心当たりはありませんか?

  • 「◯◯できてえらいね」
  • 「テストで100点取ったらご褒美ね」
  • 「できないとダメでしょ」

こうしたやりとりが繰り返されると、
子どもの心には「成果を出さなければ価値がない」という前提が刷り込まれていきます。

つまり、「存在そのもの」ではなく
「何かができたとき」だけ愛されたと感じるのです。。

大人になっても続く「成果でしか自分を認められない」癖

この思い込みは、大人になっても無意識に作用し続けます。

  • 休むことに罪悪感を抱く
  • 成果が出ていないと自分を責める
  • 自分の存在価値を仕事や収入で測る

結果、どれだけ成果を積んでも“本当の満足”には届かず、
常に「もっと」「まだ足りない」と自分を追い立ててしまうのです。

成果を出さなくても「自分には価値がある」と思えるようになるには?

このパターンから抜け出すには、
まず「成果=価値」という無意識の前提に気づくことから始まります。

問いかけの一例:

  • 「何もしていない私は、本当に価値がないのだろうか?」
  • 「子どもの私に、そんなに結果を求める必要があったのだろうか?」
  • 「本当は、どんなときに愛されたかったのか?」

これらの問いに向き合い、
自分にとっての“条件なしの愛”を取り戻していくことが鍵になります。

成果を超えた「深い承認」こそ、真のモチベーションに変わる

「できる自分」ではなく「そのままの自分」を承認できるようになると、
他者の評価や競争から自由になり、本来のモチベーションが湧き上がる状態になります。

それは、静かで揺るがない、自分との信頼関係から生まれるもの。
表面的な成功ではなく、「納得感のある生き方」へと舵を切れるのです。

成果主義の奥にある、“愛されたかった想い”に優しく触れる時間

私のカウンセリングでは、経営者の皆様が無意識に抱えてきた
「条件つきの愛」にまつわる思考や感情を丁寧に扱い、
成果ではない“本当の価値”を取り戻していくプロセスを伴走しています。

気づかないうちに、頑張り続けるしかなかったあなたへ。

▶ 深層から自己価値を再構築するお試しカウンセリングのご案内はこちら