なぜリーダーは「自分で抱え込んでしまう」のか──責任感の裏にある“幼少期の役割”

「助けを求められない」経営者たち

部下の悩みにはすぐに応じるのに、
自分のことは誰にも話せない。

  • 「誰にも相談できない」
  • 「弱音を吐いたら終わりだと思ってしまう」
  • 「全部、自分がなんとかしなければならない」

そう感じて、気づけば心も身体もパンパン──
そんな経営者が実はとても多いのです。


幼少期に「いい子」や「しっかり者」を演じてきた過去

幼い頃、家庭内でこんな役割を担っていませんでしたか?

  • 弟や妹の面倒を見る
  • 親の機嫌をうかがいながら行動する
  • 「手のかからない子」であろうとする

子どもながらに“空気を読み、責任を担う”経験をしてきた人は、
「人に頼る」「弱みを見せる」ことに深いブレーキを感じやすい傾向があります。。

「頼れない」は“甘え”ではなく、生存戦略だった

子どもにとって、親との関係は「生きるための命綱」。
安心できない家庭環境や、感情を受け止めてもらえない親との関係性のなかで、
「自分がしっかりしなければ」という役割を無意識に背負ってきた可能性があります。

大人になってからもそのパターンが続き、
・部下に任せられない
・人に頼るのが怖い
・弱音を吐いた自分を許せない
──といった“自立しすぎる状態”をつくり出します。
常に「もっと」「まだ足りない」と自分を追い立ててしまうのです。

実は「信頼されるリーダーほど、弱さを見せている」

現代、支持されやすい経営者像やリーダーシップ理論では、
「共感」や「弱さの共有」が信頼関係の土台になるとされています。

  • 自分が本音を出せる相手がいる
  • 頼れる体験を積み重ねる
  • 「助けて」と言える勇気を育てる

これらを実践することが、
“孤高のリーダー”ではなく“共に成長するリーダー”へと進化する鍵になります。

自分のことを、後回しにしてきたあなたへ

あなたが今まで担ってきた責任は、
きっと家庭でも職場でも、想像以上に大きかったはずです。

それでも倒れずにやってこれたのは、
「誰かのために」と頑張る強さがあったからこそ。

でももう、「自分のために立ち止まる強さ」を手にしてもいいのではないでしょうか。

自分で抱え込まず、信頼して委ねられる自分へ

私のカウンセリングでは、
こうした「頼れないパターン」の根本にある幼少期の役割や心の傷に丁寧に向き合い、
大人としての“新しい在り方”を取り戻していくプロセスを提供しています。

もう、ひとりで頑張りすぎなくて大丈夫ですからね。

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